117A015|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床小児歯科学
くる病で生じることがあるのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: e
正答
e
この問題のポイント
くる病では骨・歯の石灰化と成長が障害され、歯の形成や萌出が遅れることがあります。
解説
くる病は成長期の骨で石灰化が障害される疾患で、代表的にはビタミンD不足、リン代謝異常などが関係します。骨格変形に加え、エナメル質形成不全、象牙質形成障害、歯髄腔の拡大、歯の萌出遅延などがみられることがあります。
過剰歯、巨大歯、歯牙腫、癒合歯は歯胚の数・形態・発生過程の局所的異常であり、くる病の代表的所見ではありません。
選択肢の確認
a.過剰歯
誤り。
過剰歯は歯胚の過剰形成による歯数異常で、くる病の典型所見ではありません。
b.巨大歯
誤り。
巨大歯は歯冠が異常に大きい形態異常で、くる病との代表的関連はありません。
c.歯牙腫
誤り。
歯牙腫は歯原性組織からなる過誤腫様病変で、くる病による所見ではありません。
d.癒合歯
誤り。
癒合歯は複数の歯胚が結合して形成される発育異常です。
e.萌出遅延
正しい。
骨・歯の石灰化障害と発育障害により、歯の萌出遅延が生じることがあります。
覚えるポイント
- くる病は成長期の石灰化障害です。
- 歯科所見では形成不全、歯髄腔拡大、萌出遅延などを押さえます。
- 歯数・形態異常と全身性石灰化障害を区別します。