117B075|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床保存修復学
常温重合レジンの個歯トレーを用いた印象法で正しいのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: d・e
正答
d、e
この問題のポイント
個歯トレーは、支台歯周囲の印象材を薄く均一に保ち、撤去時の変形を抑えるために用います。
解説
常温重合レジンで作製した個歯トレーを支台歯に適合させると、印象材の厚さを規定でき、重合収縮や弾性回復による寸法変化を小さくできます。また、支台歯部分の印象を個歯トレーで支持するため、全体印象撤去時に隣在歯のアンダーカットから受ける変形を抑えられます。
レジントレーと印象材の接着には専用接着材が必要です。一般に弾性印象材を用い、寒天・アルジネート連合印象法を前提とする方法ではありません。
選択肢の確認
a.接着材の塗布は不要である。
誤り。
印象材が個歯トレーから剝離しないよう、材料に適合した接着材を塗布します。
b.寒天・アルジネート連合印象法を用いる。
誤り。
個歯トレー法では一般に精密な弾性印象材を用い、寒天・アルジネート連合印象法を必須としません。
c.個歯トレーの外側にリムーバルノブを付与する。
誤り。
リムーバルノブの付与位置や形態は全体印象との一体化を妨げないよう設計し、単純に外側へ付与することが正しい特徴ではありません。
d.支台歯と個歯トレー内面間の印象材を薄く均一にできる。
正しい。
支台歯とトレー内面の間隙を規定し、印象材を薄く均一にできます。
e.印象撤去時の隣在歯アンダーカットによる変形を防止できる。
正しい。
個歯トレーが支台歯部の印象材を支持し、隣在歯アンダーカットによる撤去時変形を防ぎます。
覚えるポイント
- 個歯トレーは印象材の厚さを均一にする。
- 撤去時の変形を抑える。
- トレーには印象材専用接着材を使用する。