117C016|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床小児歯科学
成人と比べて小児で高値を示すのはどれか。1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
小児の検査値では、成長・発育に伴う骨代謝の活発さを反映してALPが成人より高値になります。
解説
アルカリホスファターゼ〈ALP〉は肝・胆道系だけでなく骨芽細胞にも由来します。小児では骨の形成と成長が活発なため骨型ALPが増加し、成人基準値より高くなることがあります。
赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットは年齢によって基準範囲が変化しますが、成長期小児で成人より一律に高い指標ではありません。尿素窒素も成長により高値となる代表項目ではありません。
選択肢の確認
a.ALP
正しい。
小児は骨形成が活発で、骨芽細胞由来のALPが成人より高値を示します。
b.赤血球
誤り。
赤血球数は年齢で変動しますが、小児で成人より一律に高いとはいえません。
c.尿素窒素
誤り。
尿素窒素は蛋白代謝や腎機能などの影響を受け、小児の成長を反映して高値となる代表項目ではありません。
d.ヘモグロビン
誤り。
ヘモグロビン値は年齢で基準が異なりますが、小児で成人より一般に高値とはなりません。
e.ヘマトクリット
誤り。
ヘマトクリットも年齢依存性がありますが、小児で成人より高いことを代表する検査値ではありません。
覚えるポイント
- 小児のALP高値は活発な骨形成を反映する。
- ALP高値を直ちに肝胆道疾患と判断しない。
- 小児の検査値は年齢別基準値で評価する。