117C047|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床保存修復学
従来型グラスアイオノマーセメント修復の処置内容と目的の組合せで正しいのは どれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・e
正答
b、e
この問題のポイント
従来型グラスアイオノマーセメントは、硬化初期の感水と練和時の気泡混入に注意します。
解説
従来型グラスアイオノマーセメントは酸塩基反応で硬化し、初期には水分の過不足に影響されやすい材料です。修復直後にバーニッシュを塗布すると、唾液による感水と乾燥による亀裂を防ぎます。
カプセルタイプは粉液比と練和条件が規格化され、手練和に比べて気泡や配合誤差を減らせます。窩洞辺縁は薄くなりすぎないよう、基本的にバットジョイントとし、不要なベベルは付与しません。
選択肢の確認
a.リン酸処理 歯質接着性向上
誤った組合せです。
歯面処理には通常、弱酸性のポリアクリル酸系コンディショナーを用い、強いリン酸処理を接着性向上目的で行うのが基本ではありません。
b.バーニッシュの塗布 感水防止
正しい組合せです。
バーニッシュは硬化初期の水分汚染と乾燥を防ぎます。
c.ラウンドベベルの付与 辺縁厚み確保
誤った組合せです。
ラウンドベベルを付与すると辺縁材料が薄くなりやすく、グラスアイオノマーセメントでは基本的にバットジョイントとします。
d.リバースカーブの付与 予防拡大
誤った組合せです。
リバースカーブは主に2級メタル修復の窩洞形態に関係し、従来型グラスアイオノマーセメントの予防拡大ではありません。
e.カプセルタイプの使用 気泡混入低減
正しい組合せです。
カプセルタイプは規定量を機械練和するため、粉液比の誤差や気泡混入を低減できます。
覚えるポイント
- 従来型GICは硬化初期の感水と乾燥に弱い。
- バーニッシュで表面を保護する。
- カプセルタイプは粉液比と練和を標準化する。