117C064|第117回 歯科医師国家試験 過去問
全身管理医学・全身疾患
甲状腺機能低下症の症状はどれか。3 つ選べ。
3つ選択
解答・解説を見る
正解: a・c・d
正答
a、c、d
この問題のポイント
甲状腺機能低下症では代謝と交感神経活動が低下し、巨舌、便秘、低血圧などがみられます。
解説
甲状腺ホルモンが不足すると基礎代謝が低下し、易疲労、寒がり、体重増加、徐脈、便秘、低体温、低血圧などを生じます。粘液水腫により顔貌や舌が腫大し、巨舌を呈することがあります。
歯科治療では重症例の傾眠、循環抑制、鎮静薬・麻薬への感受性増加に注意します。
選択肢の確認
a.巨 舌
正しい。
粘液水腫による軟組織腫大で巨舌を認めることがあります。
b.頻 脈
誤り。
甲状腺機能低下症では頻脈ではなく徐脈を示しやすくなります。
c.便 秘
正しい。
消化管運動が低下し、便秘がみられます。
d.低血圧
正しい。
心拍出量や血管反応の低下により低血圧を生じることがあります。
e.体重減少
誤り。
代謝低下により体重は減少ではなく増加しやすくなります。
覚えるポイント
- 甲状腺機能低下症は代謝低下、徐脈、体重増加。
- 粘液水腫により巨舌を生じることがある。
- 重症例では鎮静薬による呼吸・循環抑制に注意する。