117D017|第117回 歯科医師国家試験 過去問
全身管理医学・全身疾患
健常成人の血液のpH 維持に直接関与するのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: a・c
正答
a、c
この問題のポイント
酸塩基平衡は、肺による二酸化炭素排出と腎臓による水素イオン排泄・重炭酸イオン調節で維持されます。
解説
肺は換気量を変化させて血中PCO2を数分単位で調節します。二酸化炭素が増えると炭酸が増え、pHは低下するため、換気亢進はpHを上げる方向に働きます。
腎臓は水素イオンを尿中へ排泄し、重炭酸イオンを再吸収・新生して、より長い時間軸で酸塩基平衡を調節します。
選択肢の確認
a.肺
正しい。肺は換気によって二酸化炭素分圧を調節し、血液pH維持に直接関与します。
b.骨 髄
誤り。骨髄は血球産生の場であり、酸塩基平衡の主要調節臓器ではありません。
c.腎 臓
正しい。腎臓は水素イオン排泄と重炭酸イオン調節によりpHを維持します。
d.脾 臓
誤り。脾臓は免疫や老化赤血球の処理に関与します。
e.副 腎
誤り。副腎ホルモンは体液調節に影響しますが、血液pHを直接調節する主要臓器ではありません。
覚えるポイント
- 肺はCO2を調節する。
- 腎臓はH+排泄とHCO3-調節を行う。
- 呼吸性調節は速く、腎性調節は比較的遅い。