117D043|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床口腔外科学
典型的三叉神経痛の原因はどれか。1 つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
典型的三叉神経痛は、三叉神経根が脳幹へ入る部位で頭蓋内血管に圧迫されることが主な原因です。
解説
血管の拍動性圧迫により三叉神経根の脱髄が生じ、洗顔、会話、咀嚼、歯磨きなどの軽い刺激で電撃様疼痛が誘発されます。発作は短時間で、トリガーゾーンを伴うことがあります。
腫瘍や多発性硬化症など明らかな基礎疾患に伴うものは二次性三叉神経痛として鑑別します。歯痛と誤認されやすいため、不必要な歯科処置を避けることが重要です。
選択肢の確認
a.脳腫瘍
誤り。脳腫瘍が三叉神経痛を起こすことはありますが、これは二次性の原因で、典型的三叉神経痛の最も代表的原因ではありません。
b.頭蓋内出血
誤り。頭蓋内出血は急性神経症状の原因となりますが、典型的三叉神経痛の原因ではありません。
c.ウイルス感染
誤り。ウイルス感染は帯状疱疹後神経痛などと関連します。
d.末梢神経外傷
誤り。末梢神経外傷は外傷性神経障害性疼痛の原因となります。
e.頭蓋内血管による圧迫
正しい。典型的三叉神経痛は頭蓋内血管による三叉神経根の圧迫と関連します。
覚えるポイント
- 典型的三叉神経痛は血管による神経根圧迫。
- 疼痛は短い電撃様で誘発刺激がある。
- 持続痛や神経脱落症状があれば二次性を疑う。