118C039|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床小児歯科学
先天歯について正しいのはどれか。3 つ選べ。
3つ選択
解答・解説を見る
正解: a・c・e
正答
a、c、e
この問題のポイント
先天歯は出生時すでに萌出している歯です。歯種、歯根形成、哺乳への影響を整理します。
解説
先天歯の多くは正常乳歯列に属する下顎乳中切歯ですが、一部は過剰歯です。萌出時期が極端に早いため歯根形成は不十分で、動揺が強い場合は誤嚥リスクを評価します。
母体乳房への刺激や、乳児舌下面の外傷性潰瘍〈Riga-Fede病〉によって授乳困難を生じることがあります。本問の出題上は男児に多いという疫学的特徴を選びます。
小児歯科のポイント
抜歯の要否は、正常歯か過剰歯か、動揺、誤嚥リスク、哺乳障害、舌潰瘍を総合して決めます。
選択肢の確認
a.過剰歯のことがある。
正しい。先天歯の多くは正常乳歯ですが、過剰歯として萌出することもあります。
b.歯根は完成している。
誤り。出生時には歯根形成が不十分なことが多く、完成しているとは限りません。
c.男児が女児よりも多い。
正しい。本問で用いる疫学的整理では、先天歯は男児に多いとされます。
d.上顎乳中切歯のことが多い。
誤り。最も多いのは上顎乳中切歯ではなく、下顎乳中切歯です。
e.授乳に困難をきたすことがある。
正しい。母体乳房や乳児舌を傷つけ、哺乳に困難をきたすことがあります。
覚えるポイント
- 先天歯は出生時に萌出している歯です。
- 好発は下顎乳中切歯です。
- 動揺、誤嚥、Riga-Fede病、授乳障害を確認します。