118C050第118回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯内療法学

58 歳の男性。食事中に上顎左側第一小臼歯が欠けたことを主訴として来院した。 自発痛はなく、歯髄電気診に生活反応を示した。4 にコンポジットレジン修復を 行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No. 15A)と修復操作中の口腔内写真 (別冊No. 15B)を別に示す。 次に行うのはどれか。1 つ選べ。

118C050の問題画像
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正解: b

正答

b

この問題のポイント

隣接面を含むコンポジットレジン修復では、接着操作と填塞に先立って隔壁を設置し、歯冠外形と隣接面接触を再現します。

解説

隔壁は、失われた隣接面の仮の壁として働き、コンポジットレジンを適切な位置へ填塞するために用います。マトリックスとウェッジを適切に設置することで、隣接面の豊隆、接触点、歯頸部適合を再現し、余剰レジンや段差を防ぎます。

本問は修復操作中の写真から次の手順を判断する問題です。

画像の確認

実画像Aでは上顎左側第一小臼歯の遠心隣接面を含む歯冠破折があり、Bではラバーダム防湿下で破折部を整形した後も遠心壁の欠損が残っている。次に隣接面形態と接触点を再現する隔壁を設置する段階であり、選択肢bが画像の操作順に合う。

選択肢の確認

a.裏 層
誤り。裏層は深い窩洞で歯髄保護が必要な場合に限定して行い、すべてのコンポジットレジン修復で必要ではありません。

b.隔壁設置
正答。まず行います。隣接面形態と接触点を再現するため、次にマトリックスなどの隔壁を設置します。

c.歯肉圧排
誤り。歯肉圧排は歯肉縁下の窩縁を明示したり防湿したりする際に用いますが、本問の次の標準手順ではありません。

d.プレウェッジ
誤り。プレウェッジは窩洞形成前や形成中に歯間分離と歯肉保護を目的に行う操作で、この段階の次の処置ではありません。

e.ボンディング材塗布
誤り。ボンディング材塗布は隔壁設置や防湿条件を整えた後に行うことが多く、写真の段階では先に隔壁を設置します。

覚えるポイント

  • 隣接面修復では隔壁で外形と接触点を再現します。
  • ウェッジは歯頸部適合と軽度の歯間分離に役立ちます。
  • 画像問題では防湿、隔壁、接着、填塞のどこまで進んだかを確認します。

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