118D087|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床小児歯科学
小児の歯周組織の特徴で正しいのはどれか。3 つ選べ。
3つ選択
解答・解説を見る
正解: b・c・e
正答
b、c、e
この問題のポイント
小児の歯周組織は成人より未成熟で、歯肉の色調、歯槽骨の石灰化、セメント質・歯根膜の発達に違いがあります。
解説
小児の歯肉は一般に明るいピンク色を呈し、遊離歯肉と付着歯肉の境界が比較的明瞭です。歯槽骨は成人より石灰化度が低く、骨梁は粗く、歯槽硬線が不明瞭なことがあります。
セメント質は萌出後も添加されるため小児では薄く、歯根膜腔は歯の発育・萌出に伴って変化し、増齢に伴い一律に広くなるわけではありません。
選択肢の確認
a.歯根膜腔は増齢に伴い広くなる。
誤り。
歯根膜腔は増齢に伴って広くなるのではなく、一般に発育期で広く、成熟に伴い相対的に狭くなります。
b.歯肉は明るいピンク色を呈する。
正しい。
小児の歯肉は明るいピンク色を呈するのが特徴です。
c.歯槽骨の石灰化度は成人より低い。
正しい。
小児の歯槽骨は成人より石灰化度が低く、X線不透過性も低い傾向があります。
d.セメント質の厚さは成人と同等である。
誤り。
セメント質は加齢とともに添加されるため、小児では成人より薄く、同等ではありません。
e.遊離歯肉と付着歯肉の境界は明瞭である。
正しい。
小児では遊離歯肉と付着歯肉の境界が明瞭です。
覚えるポイント
- 小児の歯槽骨は石灰化度が低いです。
- セメント質は加齢とともに厚くなります。
- 歯根膜腔は小児で相対的に広い傾向があります。