119C003|第119回 歯科医師国家試験 過去問
全身管理医学・全身疾患
高齢者に認められるのはどれか。1 つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
高齢者では除脂肪体重と体水分量が減少する一方、相対的に体脂肪率が増加します。
解説
加齢に伴い筋肉量が減少し、体内の水分量も低下します。そのため、同じ体重でも若年者より脂肪の占める割合が大きくなる傾向があります。
また、腎機能、消化管運動、肝でのタンパク合成なども低下しやすく、薬物動態や栄養状態の評価に影響します。高齢者の歯科治療では、脱水、低栄養、腎排泄低下を合わせて確認します。
選択肢の確認
a.体液量の増加
誤り。
高齢者では筋肉量の減少などに伴って総体液量は減少する傾向があります。
b.体脂肪率の増加
正しい。
除脂肪体重が減少するため、体脂肪率は相対的に増加します。
c.消化管運動の亢進
誤り。
加齢に伴って消化管運動は一般に低下し、便秘などを生じやすくなります。
d.糸球体濾過量の増加
誤り。
糸球体濾過量は加齢とともに低下する傾向があり、腎排泄型薬物の投与時に注意が必要です。
e.血清アルブミン濃度の増加
誤り。
血清アルブミン濃度は低栄養や慢性疾患の影響も受け、高齢者では低下することがあります。
覚えるポイント
- 高齢者では体脂肪率は増加、体水分量は減少します。
- 糸球体濾過量の低下は薬物の蓄積につながります。
- 低栄養と脱水は歯科診療前にも確認します。