119C009第119回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床小児歯科学

下顎右側乳犬歯の早期喪失で生じるのはどれか。1 つ選べ。

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正解: b

正答

b

この問題のポイント

片側の乳犬歯を早期喪失すると前歯が欠損側へ移動し、下顎歯列正中は喪失側である右方へ偏位しやすくなります。

解説

乳犬歯は前歯部歯列の対称性と萌出余地の維持に関与します。片側だけ早期に失うと、隣接する乳切歯や永久切歯が欠損空隙へ移動し、歯列正中が欠損側へ偏位します。

小児では、喪失時期、後継永久歯の発育、左右差、利用できる空隙を評価し、必要に応じて保隙や左右対称性の管理を行います。

選択肢の確認

a.鞍状歯列弓
誤り。
鞍状歯列弓は歯列弓形態の異常であり、片側乳犬歯の早期喪失による代表的変化ではありません。

b.下顎歯列正中の右方偏位
正しい。
右側乳犬歯の空隙へ前歯が移動するため、下顎歯列正中は右方へ偏位しやすくなります。

c.下顎右側側切歯の近心傾斜
誤り。
右側側切歯は欠損空隙へ向かって遠心側に移動しやすく、近心傾斜とはなりません。

d.後続永久歯萌出余地の拡大
誤り。
早期喪失では空隙が減少しやすく、後続永久歯の萌出余地が拡大するわけではありません。

e.下顎右側第一小臼歯の遠心傾斜
誤り。
第一小臼歯の遠心傾斜が直接生じるというより、前歯部正中の偏位と空隙減少が問題になります。

覚えるポイント

  • 片側乳犬歯の早期喪失では正中が喪失側へ偏位します。
  • 早期喪失は後継永久歯の萌出余地を減少させます。
  • 左右差と後継歯の発育を確認して保隙を検討します。

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