119C031|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯内療法学
歯周外科治療の中で組織付着療法はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: c・d
正答
c、d
この問題のポイント
組織付着療法は、歯周ポケット内の炎症組織や歯根面の沈着物を除去し、歯肉と歯根面の付着を得る治療です。該当するのはフラップ手術と歯周ポケット搔爬術です。
解説
組織付着療法では、歯周ポケット上皮や炎症性肉芽組織を除去し、根面を清掃して治癒を促します。フラップ手術では歯肉弁を剝離して直視下で根面と骨欠損を処置し、歯周ポケット搔爬術ではポケット内壁を搔爬します。
これに対して、GTR法は選択的細胞誘導による歯周組織再生療法です。歯肉切除術や歯肉弁根尖側移動術は主にポケット除去療法として整理します。
選択肢の確認
a.GTR 法
誤り。
GTR法は遮断膜を用いて歯根膜由来細胞などを誘導する歯周組織再生療法です。
b.歯肉切除術
誤り。
歯肉切除術は歯肉を切除してポケットを除去する切除療法です。
c.フラップ手術
正しい。
フラップ手術では歯肉弁を剝離し、直視下で炎症組織と歯根面を処置して組織付着を図ります。
d.歯周ポケット搔爬術
正しい。
歯周ポケット搔爬術はポケット内壁の炎症組織を除去し、歯肉と歯根面の付着を促す組織付着療法です。
e.歯肉弁根尖側移動術
誤り。
歯肉弁根尖側移動術は歯肉弁を根尖側へ移動してポケットを除去する切除療法です。
覚えるポイント
- 歯周外科は組織付着療法・切除療法・再生療法に整理します。
- フラップ手術とポケット搔爬術は組織付着療法です。
- GTR法は再生療法です。