31AM025|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯科診療所の必要換気量算出に用いるのはどれか。1つ選べ
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正解: c
正答
c:二酸化炭素
この問題のポイント
必要換気量は、在室者の呼気で増える二酸化炭素を室内空気の汚染指標として、許容濃度以下に保つための外気量から算出します。
解説
人が滞在する室内では呼吸により二酸化炭素が継続して発生するため、その発生量と室内外濃度差から必要換気量を求められます。代表的には「二酸化炭素発生量÷(許容室内濃度−外気濃度)」という考え方です。歯科診療所では人数に加えて、切削によるエアロゾルや薬品臭への対策も必要ですが、在室者を基準とした換気量算定の指標は二酸化炭素です。CO₂濃度は換気不足の目安であって、すべての汚染物質の毒性を直接表すものではありません。
選択肢の確認
- a 一酸化炭素:不完全燃焼で生じる有毒ガスで、燃焼機器の異常監視には重要ですが、通常の在室者由来の換気量算定には用いません。
- b 二酸化硫黄:硫黄を含む燃料の燃焼などで発生する大気汚染物質で、必要換気量の基準物質ではありません。
- c 二酸化炭素:呼気由来の発生量が人数・活動量と対応し、室内換気の指標となるため正答です。
- d 浮遊粒子状物質:切削粉じんなどの管理対象ですが、濃度は発生源や除去性能に左右され、標準的な必要換気量算定指標ではありません。
覚えるポイント
室内換気はCO₂発生量と室内外濃度差で考えます。CO₂上昇は在室人数に対して外気導入が不足している合図です。