31AM074|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
10歳の男児。男児の通う小学校では毎週木曜日の昼食後、溶液10mL を用いてフッ化物洗口を実施している。 フッ素の口腔内残留量(mg)はどれか。1つ選べ。 ただし、洗口後の溶液の口腔内残留率は20%とする。
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正解: c
正答
c:1.8 mg
この問題のポイント
週1回法の0.2%フッ化ナトリウム洗口液は約900 ppmFです。10 mL中のフッ素量へ口腔内残留率20%を掛けます。
解説
900 ppmは1 L中にフッ素900 mg、すなわち1 mL中0.9 mgを意味します。したがって、使用した10 mLに含まれるフッ素量は0.9 mg/mL×10 mL=9 mgです。洗口後に20%が口腔内へ残る条件なので、9 mg×0.20=1.8 mgとなります。0.2%NaFをそのままフッ素濃度2 mg/mLとして計算してはいけません。NaF中でフッ素が占める質量割合は約45%なので、0.2%NaFは約0.09%F、約900 ppmFです。
選択肢の確認
- a 0.5 mg:10 mL中の総フッ素量や20%残留を正しく換算した値ではありません。
- b 0.9 mg:900 ppmFを1 mL当たりへ直した値で、10 mLと残留率の計算が不足しています。
- c 1.8 mg:0.9×10×0.20で求められる口腔内残留量なので正答です。
- d 2.9 mg:NaF濃度からF濃度への換算または残留率の適用が誤っています。
覚えるポイント
ppm=mg/Lを使い、900 ppmF=0.9 mg/mL。口腔残留量は濃度×使用量×残留率で求めます。