32AM018第32回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

フッ化物洗口を実施しているA小学校と実施していないB小学校の追跡調査を行った。 1年時と6年時の一人平均DMF歯数を図に示す。 フッ化物洗口によるう蝕抑制率はどれか。1つ選べ。

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正解: d

正答

d:70%

この問題のポイント

う蝕抑制率は、対照群で増えたDMF歯数を分母とし、対照群と実施群の増加量の差が何割に当たるかを求める。開始時の学校間差ではなく、追跡期間中の増分を使う。

解説

グラフを読むと、フッ化物洗口を行うA小学校は1年時0.35から6年時0.65へ増え、増加量は0.30歯である。洗口を行わないB小学校は0.15から1.15へ増えているので、増加量は1.00歯となる。対照群を基準にすると、洗口によって避けられた増加は1.00-0.30=0.70歯である。したがって、う蝕抑制率は(対照群の増加量-実施群の増加量)÷対照群の増加量×100、すなわち0.70÷1.00×100=70%となる。6年時の値0.65と1.15を直接割る計算ではない。

選択肢の確認

  • a 30%:A小学校の増加量0.30を百分率化しただけの値で、B小学校を基準にして回避できたう蝕増加分を表していない。
  • b 43%:6年時の両校の値などを不適切に比較すると生じ得る数値で、追跡前後の増分を用いる抑制率の式からは得られない。
  • c 57%:0.65と1.15の比に注目した計算に近いが、開始時点のDMF歯数が異なるため、6年時の値だけを比較してはならない。
  • d 70%:Aの増分0.30とBの増分1.00を用い、(1.00-0.30)÷1.00×100で算出される正しい抑制率である。

覚えるポイント

介入効果の抑制率は**(対照群増分-介入群増分)/対照群増分×100**。棒グラフでは各群の「終了値-開始値」を先に計算し、その後で群間を比べる。

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