35PM075|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
次の文を読み【問題 74】【問題 75】に答えよ。 6歳の女児。小学校で週1回法のフッ化物洗口が実施されている。フッ化物洗口時に洗口液10 mLを誤って飲み込んでしまった。養護教諭からこの女児への対応について相談があった。女児の体重は22 kgである。 女児への対応で適切なのはどれか。1つ選べ。
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正解: a
正答
a:経過観察をする
この問題のポイント
誤飲したフッ素量を体重当たりへ換算し、急性中毒への対応を判断する問題です。9 mg÷22 kgは約0.41 mg/kgです。
解説
前問で求めた摂取量9 mgを体重22 kgで除すと約0.41 mg F/kgです。急性フッ化物中毒で緊急対応を考える目安である推定中毒量5 mg F/kgを大きく下回るため、通常は症状の有無を確認しながら経過観察します。保護者へ事実と観察点を伝え、悪心、嘔吐、腹痛などが出た場合には医療機関へ相談します。予防策として監督下で洗口・吐出を確認します。
選択肢の確認
- a 経過観察:摂取量が低く無症状なら適切です。
- b 大量の水を飲ませる:無理な大量飲水は嘔吐や誤嚥を招き、必要ありません。
- c 胃内容物を吐かせる:低用量誤飲で催吐する利益はなく、誤嚥などの危険があります。
- d 直ちに病院受診:症状や摂取量から一律の緊急受診は不要ですが、症状出現時は相談します。
覚えるポイント
『摂取mg÷体重kg』で評価し、推定中毒量5 mg F/kgと比較します。量・時刻・症状を記録して対応します。