31AM107|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
器具の写真(別冊午前 No.40)を別に示す。 主な使用目的はどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・c
正答
a:術野の確保、c:出血部位の吸引
この問題のポイント
写真は細く長く湾曲した外科用吸引管・サクションチップです。狭い手術部へ先端を入れ、血液や洗浄液を除去します。
解説
外科用吸引管は粘膜骨膜弁下や抜歯窩などへ届く細い先端をもち、血液、唾液、洗浄液を連続的に吸引します。液体が除かれると切開線、骨面、血管などが見え、器具を安全に操作できる術野を確保できます。出血源付近へ先端を近づけて血液を吸うことで止血操作も行いやすくなりますが、組織を吸着して損傷しないよう側孔・先端位置を管理します。根管内乾燥や診療室空気浄化とは器具が異なります。
選択肢の確認
- a 術野の確保:血液・洗浄液を除き、外科部位を直視できるようにする主目的です。
- b 根管内の乾燥:根管内はペーパーポイントで乾燥し、この太さの吸引管を根尖側へ挿入しません。
- c 出血部位の吸引:血液を局所から除去して出血点の確認・止血を助けるため正しいです。
- d 空気中の浮遊物質の減少:口腔外バキュームなど広い吸引流量をもつ装置の目的で、細い外科用管の主用途ではありません。
覚えるポイント
外科用サクションは血液・洗浄液除去→術野明視と出血点確認。組織を吸い込まず、先端閉塞にも注意します。