31PM001|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
下顔面・頸部の側貌写真(別冊午後 No.1)を別に示す。 矢印で示す高まりを形成するのはどれか。1つ選べ。

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正解: c
正答
c:甲状軟骨
この問題のポイント
写真の矢印は頸部正中の喉頭隆起〈いわゆる喉仏〉です。この体表の高まりをつくる最大の喉頭軟骨を選びます。
解説
甲状軟骨は左右の板状軟骨が前方正中で合して喉頭の前壁・側壁を形成し、その上縁前方の角度が喉頭隆起として体表から触れます。成人男性で目立つことが多いものの、写真のように女性にも触知できます。甲状軟骨の上方には舌骨、下方には完全な輪状をなす輪状軟骨があり、嚥下時には喉頭全体が挙上します。頸部触診では喉頭隆起から下へたどると輪状甲状間膜、輪状軟骨を同定できます。
選択肢の確認
- a 軸椎:第2頸椎で頸部後方深部に位置し、前頸部正中の体表隆起を形成しません。
- b 舌骨:甲状軟骨より上方にあるU字形骨で、舌根・喉頭の支持に関わりますが、矢印の隆起ではありません。
- c 甲状軟骨:左右板が前方で合して喉頭隆起をつくるため正答です。
- d 輪状軟骨:甲状軟骨の下方にある輪状の軟骨で、低い横走性の隆起として触れます。
覚えるポイント
前頸部正中は上から舌骨―甲状軟骨〈喉頭隆起〉―輪状甲状間膜―輪状軟骨の順に触知します。