32AM002|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
下顔面の写真(別冊午前No. 1)を別に示す。 矢印で示す部位の触覚を支配するのはどれか。1つ選べ。

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正解: a
正答
a:三叉神経
この問題のポイント
写真の矢印が舌前方3分の2を示すことを読み取り、舌の一般感覚・味覚・運動を支配する神経を分けます。
解説
舌前方3分の2の触覚、痛覚、温度覚などの一般感覚は、三叉神経第3枝である下顎神経から分かれる舌神経が伝えます。同じ領域の味覚は顔面神経の鼓索神経が舌神経に合流して運ぶため、「触覚」と「味覚」を混同しないことが重要です。舌後方3分の1では舌咽神経が一般感覚と味覚の双方を担当し、舌根よりさらに奥の喉頭蓋付近は迷走神経が関与します。舌筋の運動は、口蓋舌筋を除いて主に舌下神経です。設問は触覚を尋ねているので、舌神経を含む三叉神経を選びます。
選択肢の確認
- a 三叉神経:下顎神経の枝である舌神経が舌前方3分の2の一般感覚を担うため正答です。
- b 舌咽神経:舌後方3分の1の一般感覚と味覚を担当します。矢印の舌体部とは領域が異なります。
- c 迷走神経:上喉頭神経内枝などを介し、喉頭蓋周辺の感覚や味覚に関与します。
- d 舌下神経:舌筋を動かす運動神経であり、舌粘膜の触覚を伝える神経ではありません。
覚えるポイント
舌前方3分の2は一般感覚=舌神経(三叉神経)、味覚=鼓索神経(顔面神経)、後方3分の1は舌咽神経、運動は主に舌下神経です。