32AM001|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
心電図波形を図に示す。 心室筋に再分極が生じたときに現れるのはどれか。1つ選べ。

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正解: d
正答
d:④(T波)
この問題のポイント
心電図の各波形を、心房・心室のどちらに起こる電気現象か、脱分極・再分極のどちらか、という二つの軸で対応させます。
解説
心室筋が興奮から静止状態へ戻る再分極はT波として記録され、図では④に当たります。P波は洞房結節から始まった興奮が心房へ広がる心房脱分極です。QRS群は心室脱分極を表し、心室の筋量が心房より大きいためP波より振幅が大きくなります。心房再分極は心室脱分極と時間的に重なり、通常はQRS群に隠れて独立した波として見えません。なお、心電図は機械的な「収縮そのもの」ではなく、収縮に先行する電気活動を体表から記録したものです。この区別を押さえると、再分極という語からT波を選べます。
選択肢の確認
- a ①:P波です。心房筋の脱分極を示すため、心室筋の再分極ではありません。
- b ②:QRS群の上向き成分であるR波に相当し、心室筋の脱分極を反映します。
- c ③:QRS群の下向き成分であるS波に相当し、これも心室筋の脱分極の一部です。
- d ④:QRS群に続くT波で、心室筋の再分極を示すため正答です。
覚えるポイント
P=心房脱分極、QRS=心室脱分極、T=心室再分極の順です。「分極」は電気現象、「収縮・拡張」は機械現象で、同じものではありません。