第32回
32AM037|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
55歳の男性。下顎右側第一大臼歯部の疼痛を主訴として来院した。 心房細動に対して薬物療法を受けているという。局所麻酔下に残根状態の同歯の抜去を行うため、心電図を装着することになった。 前胸部の模式図を示す。 矢印で示す部位に設置する電極の色はどれか。1 つ選べ。

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正解d
正答
d:緑
この問題のポイント
前胸部図の矢印は左下腹部、すなわち左下肢誘導用電極の位置を示す。JISの四肢電極色では右手赤、左手黄、右足黒、左足緑である。
解説
歯科処置中の心電図監視では、四肢電極を体幹へ近似配置することがある。上肢電極は左右の鎖骨下付近、下肢電極は左右の下腹部付近に置く。図の矢印は患者の左側下腹部なので、左足〈LL〉に相当する緑色電極を装着する。色の対応は装置規格に従い、右上肢〈RA〉が赤、左上肢〈LA〉が黄、右下肢〈RL〉が黒、左下肢〈LL〉が緑である。右下肢電極は基準・接地として用いられ、残る電極間の電位差から誘導波形を得る。左右を術者から見た向きで逆にしないことが大切である。
選択肢の確認
- a 赤:右上肢〈RA〉電極の色で、体幹配置では患者の右鎖骨下付近へ装着する。
- b 黄:左上肢〈LA〉を表し、左鎖骨下付近の上側電極に対応するため矢印位置ではない。
- c 黒:右下肢〈RL〉の基準電極で、患者の右下腹部へ置く色であり左右が反対である。
- d 緑:左下肢〈LL〉電極の規格色で、患者の左下腹部を示す矢印と一致する。
覚えるポイント
四肢誘導色は右手赤・左手黄・右足黒・左足緑。体幹へ貼る場合も「どの四肢を代用する位置か」で色を決める。
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