32AM036|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
心疾患のある患者に対して、生体監視モニターを用いて測定できるのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・d
正答
a:血圧、d:経皮的血中酸素飽和度
この問題のポイント
歯科診療用の生体情報モニターは、循環・呼吸状態を連続または反復して観察する。非観血的血圧とパルスオキシメータによるSpO₂は代表的な測定項目である。
解説
心疾患患者の処置では、疼痛や不安による血圧上昇、頻脈、不整脈、低酸素を早期に捉える必要がある。カフを上腕へ巻く非観血的血圧測定では収縮期・拡張期血圧を得る。指先などへ装着するパルスオキシメータは、酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの光吸収差を利用して経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉と脈拍を表示する。機種によって心電図、呼吸数、体温なども監視できる。血糖値は採血または持続血糖測定器、出血時間は止血機能検査として別に調べる。
選択肢の確認
- a 血圧:上腕カフを用いる非観血的測定が生体監視モニターに組み込まれ、処置中の循環変化を追跡できる。
- b 血糖値:血液または間質液中のグルコース濃度であり、一般的な歯科用モニターの電極・カフでは測定できない。
- c 出血時間:皮膚に一定の切創を作り止血までの時間を調べる検査で、処置中に連続表示するバイタルサインではない。
- d 経皮的血中酸素飽和度:プローブの赤色光・赤外光吸収からSpO₂を非侵襲的に算出し、低酸素血症の早期発見に役立つ。
覚えるポイント
基本モニターは血圧・心電図・脈拍・SpO₂。血糖や凝固・血小板機能は検体または専用検査が必要で、通常の生体監視モニターとは分ける。