35AM098|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
7歳の男児。下顎乳前歯部の違和感を主訴として保護者と来院した。 診察の結果、下顎右側乳側切歯の舌側に永久歯の萌出が認められた。先行歯に動揺がないため局所麻酔下で抜歯を行うことになった。抜歯後の注意事項はどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: b・d
正答
b:咬傷に注意する、d:抜歯創を指や舌で触れない
この問題のポイント
小児の抜歯後は、局所麻酔が効いている間の軟組織咬傷と、血餅を損なう行動を防ぐ説明が重要です。
解説
局所麻酔後は口唇・頬・舌の感覚が鈍く、子どもが無意識に噛んで大きく腫らすことがあります。感覚が戻るまで咬まないよう保護者にも観察を依頼します。抜歯創には止血と治癒の基盤となる血餅が形成されるため、指や舌で触れず、強いうがい、吸う動作、激しい運動を避けます。ガーゼは指示された時間しっかり咬み、出血が続く場合は連絡します。食事は麻酔が切れてから刺激の少ない食べやすいものを反対側で摂り、極端な制限は不要です。
選択肢の確認
- a 頻回に含嗽する:血餅を洗い流し再出血を招くため避けます。
- b 咬傷に気をつける:小児の麻酔後に特に重要な注意です。
- c 食事をペースト食にする:通常の乳歯抜歯後に一律のペースト食は不要です。
- d 抜歯創を指や舌で触れない:血餅保護と感染予防のため適切です。
覚えるポイント
抜歯後は圧迫止血・血餅を守る・麻酔中の咬傷防止を説明し、保護者に異常出血や疼痛時の連絡方法も伝えます。