34PM042第34回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

32歳の男性。上顎左側側切歯の違和感を主訴として来院した。診察の結果、感染根管治療および根管内の異物の除去が行われることになった。初診時のエックス線画像と仮封材除去後のマイクロスコープ写真を別に示す。  異物の除去に使用するのはどれか。1つ選べ。

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正解: c

正答

c:超音波チップ

この問題のポイント

根管内に残った破折器具などの異物を、マイクロスコープ下で除去する器具を選ぶ問題です。微細振動を与える超音波チップが適します。

解説

根管内異物の除去では、まず画像と顕微鏡で位置、長さ、根管湾曲、残存歯質を評価します。異物周囲を最小限に明示し、細い超音波チップを低出力で作用させると、振動により異物を緩めて歯冠側へ移動させられます。過度な切削や発熱は穿孔・歯根破折を招くため、視野、注水、出力、作用方向を慎重に管理します。

選択肢の確認

  • a 有鈎探針:探索・触診には使えますが、根管深部異物を安全に緩める主器具ではありません。
  • b スプレッダー:側方加圧根管充填でガッタパーチャを圧接する器具です。
  • c 超音波チップ:異物周囲へ振動を与えて除去するため適切です。
  • d NiTiロータリーファイル:根管形成用で、異物に接触させると新たな破折や押し込みを招きます。

覚えるポイント

異物除去は『直視・最小限の歯質削除・低出力超音波・穿孔防止』。成功可能性と歯根強度を比較して適応を判断します。

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