35AM097|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
全部床義歯を製作するために研究用模型の印象採得を行うことになった。 印象用器材の写真を別に示す。 使用するのはどれか。1つ選べ

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正解: a または c
正答
a:図の1 または c:図の3(どちらか1つ)
この問題のポイント
全部床義歯の研究用模型を作る概形印象では、無歯顎の顎堤全体を覆える既製の無歯顎用印象トレーを選びます。図の1と3のいずれも使用可能なため、aまたはcのどちらか1つで正解です。
解説
研究用模型のための一次印象・概形印象では、アルジネートなどと無歯顎用既製トレーを用い、顎堤、口腔前庭、口蓋など診断と個人トレー製作に必要な範囲を記録します。図の1と3はどちらも上顎無歯顎の丸みを帯びた顎堤形態を収められる既製トレーで、材料保持の方式がリムロックや網状構造などで異なります。したがって「aとcを同時に2つ選ぶ」のではなく、aまたはcのどちらか1つを選べば正解です。試適時には後縁、幅、前庭の深さを確認し、短い部分はユーティリティワックス等で補正します。精密印象は研究用模型上で製作した個人トレーを用いて行います。
選択肢の確認
- a 図の1:上顎無歯顎の概形印象に使用できる既製トレーで、これを1つ選んだ場合は正解です。
- b 図の2:印象材を口腔内へ運ぶ本問の無歯顎用既製トレーとは形態・用途が異なります。
- c 図の3:網状の材料保持部をもつ上顎用既製トレーで、これを1つ選んだ場合も正解です。
- d 図の4:歯列用の深いフランジ形態で、無歯顎概形印象の選択には適しません。
覚えるポイント
この問題はaまたはcのどちらか1つで正解です。全部床義歯は概形印象→研究用模型→個人トレー→辺縁形成・精密印象→作業用模型と進みます。