32AM105|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
全部床義歯を製作するため、咬合採得を行うことになった。器具・器材の写真(別冊午前No.45)を別に示す。 準備するのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・d
正答
b:②、d:④
この問題のポイント
全部床義歯の咬合採得では、咬合堤を軟化・削除するワックスナイフ②と、上顎咬合平面を顔貌の基準線へ合わせる咬合平面板④を準備する。
解説
咬合採得では基礎床の適合を確認し、ワックス咬合堤で上唇支持、咬合高径、仮想咬合平面、水平的顎位を決定する。②の幅広いワックスナイフは加熱して咬合堤を軟化・切削・追加する。④の咬合平面板〈Fox plane〉を上顎堤へ当て、正面では瞳孔線、側面では鼻聴道線と平行になるよう調整する。基準が定まった後、下顎堤との接触と中心位記録へ進む。
選択肢の確認
- a ①:棒状のモデリングコンパウンドは個人トレーの辺縁形成などに用い、咬合堤を日常的に削り整える器具ではない。
- b ②:加熱できる幅広い刃のワックスナイフで、蝋堤の高さ・厚さを切削または軟化して調整する。
- c ③:粉液型レジン材料は基礎床の製作・修理などに用いられるが、診療時の咬合高径・平面決定を直接行う器具ではない。
- d ④:馬蹄形の咬合平面板を上顎咬合堤へ接触させ、瞳孔線と鼻聴道線に対する平行性を視診できる。
覚えるポイント
全部床義歯の咬合採得は上唇支持・咬合高径・咬合平面・中心位。ワックスナイフで蝋堤を調整し、Fox planeで顔貌との平行を確認する。