33PM045|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
部分床義歯製作において咬合採得に必要な装置の写真を別に示す。矢印で示す部位の役割はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: c・d
正答
c:義歯の沈下防止、d:咬合接触の回復
この問題のポイント
矢印は咬合床を残存歯上で支持するレスト・支持部を示しています。粘膜方向への沈下を防ぎ、咬合床を安定させて欠損部の咬合高径と接触を記録・回復します。
解説
部分床義歯の咬合採得では、基礎床と咬合堤が加圧で沈み込むと咬合高径や顎間関係を誤って記録します。写真の金属レストを残存歯のレストシートへ適合させると、咬合床へ加わる力を歯根膜支持へ伝え、粘膜方向の沈下を制限できます。安定した咬合堤を所定の高さへ調整することで、欠損部の対合関係・咬合接触を回復して顎間関係を記録できます。把持・維持を担うクラスプや連結子の補強とは役割が異なります。
選択肢の確認
- a 動揺歯の固定:複数歯を連結して動揺を抑えるスプリントの役割ではなく、レストは咬合床を垂直的に支持します。
- b 連結子の補強:大連結子の剛性は厚み・幅・断面形態で確保し、矢印の歯面支持部を補強材として使いません。
- c 義歯の沈下防止:レストが残存歯の支持面へ載り、咬合力で基礎床が顎堤粘膜側へ沈むのを抑えます。
- d 咬合接触の回復:安定した咬合床と咬合堤で欠損部の高さを再現し、対合歯との接触関係を回復・記録できます。
覚えるポイント
レストの基本は支持です。咬合床では沈下を防いで記録を安定させ、咬合堤が欠損部の咬合高径・接触を再現します。