34AM099|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
72歳の女性。下顎の部分床義歯が合わないため、義歯の新製を主訴として来院した。印象用トレーの写真を別に示す。 このトレーを用いて印象採得するための印象材はどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:シリコーンゴム印象材
この問題のポイント
部分床義歯の個人トレーによる精密印象で、弾性と寸法安定性をもつ材料を選びます。
解説
写真は患者の欠損形態に合わせた個人トレーです。部分床義歯では残存歯のアンダーカットを含むため、硬化後も弾性があり精密性・寸法安定性に優れるシリコーンゴム印象材が適します。トレー接着剤を塗布し、均一な厚さを確保して精密印象を採得します。寒天印象材も弾性はありますが専用温度管理装置を要し、この個人トレーの一般的選択ではありません。モデリングコンパウンドは熱可塑性で主に辺縁形成や概形印象、酸化亜鉛ユージノールは硬化後に非弾性で、無歯顎の咬合圧印象などに用います。
選択肢の確認
- a 寒天印象材:可逆性ハイドロコロイドで専用装置が必要なため、本トレーの第一選択ではありません。
- b シリコーンゴム印象材:弾性・精密性・寸法安定性に優れ、正しいです。
- c モデリングコンパウンド:熱可塑性で、主に概形印象や筋圧形成に用います。
- d 酸化亜鉛ユージノール印象材:非弾性で、残存歯のアンダーカットがある症例に不向きです。
覚えるポイント
残存歯がある精密印象はアンダーカットから撤去できる弾性印象材を選びます。