34AM100|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
64歳の男性。下唇の腫脹を主訴として来院した。半年前から同症状の再発と消失を繰り返しているという。診断の結果、無痛性の腫瘤の内部に粘液が貯留しており、摘出することになった。器具の写真を別に示す。 使用するのはどれか。1つ選べ。

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正解: c
正答
c:③(メス)
この問題のポイント
下唇の粘液嚢胞摘出に必要な軟組織切開器具を、骨・歯根用器具と区別します。
解説
再発と消失を繰り返す無痛性の下唇腫瘤で粘液貯留を認めるため、粘液嚢胞が考えられます。摘出では局所麻酔後、③のメスで病変周囲の粘膜を切開し、嚢胞様組織と原因となった小唾液腺を周囲組織から慎重に剥離して摘出します。病変を破らず、近接する小唾液腺を処理することが再発予防に重要です。①は骨を削除・整形する骨鉗子、②は骨膜剝離子、④は歯根挺子で、軟組織病変の切開に用いる主器具ではありません。摘出物は病理組織検査へ提出します。
選択肢の確認
- a ①:骨鉗子で骨片除去・骨整形に用い、粘膜切開には使いません。
- b ②:骨膜剝離子で粘膜骨膜弁を剝離する器具です。
- c ③:メスで軟組織を切開するため正しいです。
- d ④:歯根挺子で残根などを脱臼させる器具です。
覚えるポイント
粘液嚢胞は病変と関係小唾液腺を摘出し、病理検査。単なる穿刺・内容排出では再発しやすいです。