32AM104|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
診療室内における患者対応時の写真(別冊午前No.44)を別に示す。 視覚に障害がある患者に対する誘導はどれか。1つ選べ。

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正解: c
正答
c:③
この問題のポイント
視覚障害者の歩行誘導では、患者が誘導者の肘の少し上を握り、誘導者が半歩前を歩く。写真③はこの基本姿勢を示す。
解説
誘導前に名乗り、どちら側から支えるか本人へ尋ねる。患者は誘導者の肘上部を軽く持つことで、体の上下・左右の動きから段差や方向転換を予測できる。誘導者は半歩先を歩き、狭い場所では腕を背中側へ移して一列になる合図を出す。歯科用チェアへ着いたら、背もたれや肘掛けへ患者の手を導いて位置を説明し、自分で座ってもらう。腕を強く引いたり背後から押したりしない。
選択肢の確認
- a ①:誘導者が患者の両手・前腕を前から握ると、歩行方向を読みにくく転倒時に自由な防御動作も妨げる。
- b ②:患者が前方の誘導者の背中へ手を置く形では、肘から伝わる細かな方向・段差情報を受け取りにくい。
- c ③:患者が誘導者の肘上を持ち、誘導者が半歩前に位置するため、安全な手引き歩行の標準姿勢である。
- d ④:誘導者が患者の背後から肩・腰を押すと、進路を患者自身が予測できず恐怖と転倒の危険を高める。
覚えるポイント
視覚障害者の誘導は「患者が誘導者の肘上を持つ・誘導者は半歩前」。声掛けなく身体へ触れず、段差や方向を事前に言葉で伝える。