34AM104第34回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

7歳の男児。歯の痛みを主訴として来院した。ADHD 〈注意欠陥多動性障害〉と診断され、治療を受けているという。歯科診療に慣れておらず、緊張した様子だったため、①診療に関する説明は抽象的な表現を用い、②人が多い空間で対応することを心掛けた。③急な起き上がりに配慮し、④1回の処置時間は長く設定した。 太字部で正しい対応はどれか。1つ選べ。

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正解: c

正答

c:③(急な起き上がりに配慮する)

この問題のポイント

ADHD児の不注意・多動性・衝動性に合わせ、短く具体的で刺激の少ない診療環境を整えます。

解説

ADHDでは注意の持続が難しい、多動・衝動的に動くなどの特性があるため、診療台から急に起き上がる可能性を見込み、安全確保を行う③が正しい対応です。説明は抽象表現を避け、「口を開けます」「10まで磨きます」のように短く具体的にし、必要なら視覚支援やTell-Show-Doを使います。人が多く物音の多い空間は注意を逸らしやすいため、静かで刺激の少ない環境を選びます。一回の処置は短く区切り、予測可能な順序と休憩を設け、成功した行動を具体的に褒めます。服薬時間や集中しやすい時間帯も保護者から確認します。

選択肢の確認

  • a ①:抽象的説明は理解と見通しを妨げるため、具体的な表現にします。
  • b ②:人が多い空間は刺激が増えるため、落ち着いた個室等が望まれます。
  • c ③:衝動的な起き上がりによる転落・器具事故へ備えるため正しいです。
  • d ④:長時間は注意維持が難しいため、処置を短く区切ります。

覚えるポイント

ADHD児には短い具体的説明・低刺激環境・短時間診療・急な動きへの安全対策を組み合わせます。

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