34AM056第34回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

6歳の男児。母親とともに定期歯科健康診査のため来院した。口腔内診査の結果、永久歯への生え代わりはなく、下顎前歯部の歯間部に空隙が認められた。 口腔内写真を別に示す。 この空隙はどれか。1つ選べ。

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正解: c

正答

c:発育空隙

この問題のポイント

乳歯列にみられる生理的空隙を、発生部位が限定される霊長空隙と区別します。

解説

乳歯列では、後から萌出する幅の大きい永久切歯を受け入れる準備として、前歯部を中心に歯間空隙がみられることがあります。写真の下顎前歯部に広くみられる空隙は発育空隙です。これは正常な発育所見で、永久歯列への円滑な交換に有利です。霊長空隙は部位が決まっており、上顎では乳側切歯と乳犬歯の間、下顎では乳犬歯と第一乳臼歯の間にあります。空隙がない閉鎖型乳歯列では、永久前歯萌出時の叢生リスクを注意して観察します。

選択肢の確認

  • a 顎間空隙:上下顎間の空間を指す表現で、同一歯列の歯間空隙ではありません。
  • b 鼓形空隙:隣接歯の接触点周囲にできる三次元的空間です。
  • c 発育空隙:乳歯列に広くみられる生理的歯間空隙で、正しいです。
  • d 霊長空隙:上下顎それぞれ特定部位にある空隙で、写真の一般的前歯空隙とは区別します。

覚えるポイント

乳歯列の空隙は、広くみられる発育空隙と、部位が決まる霊長空隙を分けます。

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