34AM055第34回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

10歳の女児。上顎前歯の歯ならびが気になることを主訴として来院した。 顔面写真、口腔内写真および治療に用いた装置の写真を別に示す。 期待できる効果はどれか。1つ選べ。

34AM055の問題画像
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正解: d

正答

d:上顎骨の前方成長抑制

この問題のポイント

骨格性II級傾向に用いる顎外固定装置の作用方向を写真から判断します。

解説

写真のヘッドギアは上顎大臼歯に装着したフェイスボウを頭部・頸部の固定源へ連結し、上顎歯列・上顎骨へ後方力を加える装置です。成長期に用いることで上顎骨の過度な前方成長を抑制し、上顎前突の改善を図ります。牽引方向により大臼歯の遠心移動や垂直的位置にも影響します。装着時間と安全な着脱、フェイスボウ外傷防止の説明が重要です。下顎成長促進は機能的顎矯正装置、下顎前歯唇側移動は歯列内装置による別の作用です。

選択肢の確認

  • a 下顎前歯の唇側移動:ヘッドギアの主作用ではありません。
  • b 下顎骨の前方成長促進:機能的顎矯正装置で期待する作用に近く、本装置とは異なります。
  • c 上顎大臼歯の近心移動:後方牽引ではむしろ遠心方向の力が加わります。
  • d 上顎骨の前方成長抑制:顎外固定による整形力の目的なので正しいです。

覚えるポイント

ヘッドギアは上顎へ後方力→上顎前方成長の抑制/大臼歯遠心移動。牽引方向と装着安全を確認します。

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