第34回

34PM010|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問

ある患者の上顎前歯の形態を模式図に示す。この患者の胎児期に母親の罹患が疑われるのはどれか。1つ選べ。

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正解b

正答

b:梅毒

この問題のポイント

特徴的な永久前歯形態から胎内感染を推定する問題です。先天梅毒ではHutchinson歯と呼ばれる切縁異常がみられます。

解説

胎児期にTreponema pallidumへ感染すると、永久中切歯が樽状・ドライバー状となり、切縁中央に半月状の切れ込みをもつHutchinson切歯が形成されることがあります。第一大臼歯の咬合面形態異常である桑実状臼歯も知られます。Hutchinson三徴は歯の形成異常、実質性角膜炎、内耳性難聴です。形態所見だけで現在の感染を確定せず、既往と検査を合わせます。

選択肢の確認

  • a 結核:胎児の前歯にHutchinson型の特徴的形態を作る疾患ではありません。
  • b 梅毒:先天梅毒でHutchinson切歯を生じるため正しいです。
  • c 風疹:先天性風疹症候群では眼・心臓・聴覚障害が中心です。
  • d 麻疹:発熱・発疹を起こす急性感染症で、この特徴的歯冠形態とは結び付きません。

覚えるポイント

先天梅毒は『Hutchinson切歯、実質性角膜炎、内耳性難聴』。永久第一大臼歯の桑実状変化も関連所見です。

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