32AM003|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
象牙質に見られるのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d:Andresen〈アンドレーゼン〉線
この問題のポイント
歯の成長線や光学的構造が、エナメル質と象牙質のどちらに現れるかを区別します。
解説
象牙質は象牙芽細胞が周期的に基質を形成するため、成長のリズムを反映する増齢線がみられます。その代表がAndresen線で、規則的な日周期性の成長線として観察されます。より強い代謝変化が加わるとOwenの外形線が強調され、出生時の変化は新産線として残ります。一方、エナメル質の長周期性成長線はRetzius線で、その線が歯冠表面へ達した部分は浅い横走溝である周波条として見えます。Hunter-Schreger条はエナメル小柱の走行方向の違いによる明暗の帯で、成長線ではありません。したがって象牙質の構造を選ぶ本問ではdです。
選択肢の確認
- a 周波条:Retzius線がエナメル質表面に現れた凹凸で、象牙質内部の構造ではありません。
- b Retzius〈レチウス〉線:エナメル質にみられる長周期性の成長線であり、象牙質の成長線を問う本問には該当しません。
- c Schreger〈シュレーゲル〉条:エナメル小柱の交走によって生じる光学的な明暗の帯です。
- d Andresen〈アンドレーゼン〉線:象牙質形成の周期性を示す成長線であり正答です。
覚えるポイント
象牙質=Andresen線・Owen線、エナメル質=Retzius線・周波条・Hunter-Schreger条と、組織ごとにまとめて覚えます。