35PM009|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
新生児の顔面披裂を模式図に示す。 矢印で示す披裂の癒合不全が生じる部位の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:上顎突起と内側鼻突起
この問題のポイント
顔面突起の癒合不全と裂奇形の対応を問う発生学問題です。上唇の形成には上顎突起と内側鼻突起の癒合が重要です。
解説
胎生期、左右の内側鼻突起が癒合して上顎間部をつくり、人中を含む上唇正中部や切歯部の一次口蓋形成に関わります。その上顎間部と左右の上顎突起の癒合が不十分だと、典型的な口唇裂が生じます。一方、二次口蓋裂は主に上顎突起由来の口蓋突起同士、さらに鼻中隔との癒合不全が関係します。
選択肢の確認
- a 上顎突起―下顎突起:口裂の外側で接する組合せで、この部位の癒合障害は横顔裂に関連し、典型的な口唇裂とは異なります。
- b 上顎突起―内側鼻突起:上唇形成部の境界であり、癒合不全が口唇裂につながるため正しいです。
- c 上顎突起―外側鼻突起:この間の溝は鼻涙管形成に関わり、癒合障害は斜顔裂に関連します。
- d 内側鼻突起―外側鼻突起:この組合せは典型的な口唇裂の癒合不全部位ではありません。
覚えるポイント
通常の口唇裂は『上顎突起―内側鼻突起』、斜顔裂は『上顎突起―外側鼻突起』と区別します。