35PM010|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
粥状動脈硬化症で血管壁に蓄積するのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d:コレステロール
この問題のポイント
粥状動脈硬化の病変に蓄積する代表的物質を問う問題です。動脈内膜へLDL由来のコレステロールが沈着し、プラークを形成します。
解説
血管内皮の障害部位にLDLが入り酸化されると、マクロファージが取り込んで泡沫細胞となります。脂質コアと線維性被膜からなる粥腫が形成され、血管内腔の狭窄やプラーク破綻後の血栓形成を起こします。高LDLコレステロール血症、喫煙、高血圧、糖尿病などは重要な危険因子で、心筋梗塞や脳梗塞につながります。
選択肢の確認
- a 尿酸:高尿酸血症では関節などに尿酸塩結晶が沈着して痛風を起こしますが、粥腫の脂質コアの主成分ではありません。
- b ビリルビン:ヘモグロビンのヘム分解で生じる胆汁色素で、血中で増加すると黄疸に関係します。
- c グリコーゲン:糖の貯蔵形態で、粥腫の脂質コアを構成する主物質ではありません。
- d コレステロール:LDLを介して内膜に蓄積し、泡沫細胞と粥腫を形成します。
覚えるポイント
動脈硬化は『LDL侵入・酸化→泡沫細胞→脂質コア→狭窄または血栓』の流れで理解します。