35PM011|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
潜伏感染を特徴とするのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d:単純ヘルペスウイルス1型
この問題のポイント
初感染後に神経節へ潜伏し、再活性化して口唇ヘルペスを起こすウイルスを選ぶ問題です。口腔顔面領域では単純ヘルペスウイルス1型が代表です。
解説
HSV-1は初感染でヘルペス性歯肉口内炎などを起こした後、知覚神経を逆行して主に三叉神経節へ潜伏します。発熱、疲労、紫外線、ストレス、免疫低下などを契機に再活性化すると、口唇やその周囲に小水疱が集簇します。潜伏とは病原体が排除されず、症状のない時期にも宿主内にとどまることです。
選択肢の確認
- a 風疹ウイルス:飛沫で感染して発疹やリンパ節腫脹を起こしますが、神経節での潜伏感染を特徴とするウイルスではありません。
- b ムンプスウイルス:流行性耳下腺炎の原因ですが、初感染後に神経節へ潜伏して再燃する型ではありません。
- c インフルエンザウイルス:急性呼吸器感染を起こし、神経節潜伏による再発はしません。
- d 単純ヘルペスウイルス1型:三叉神経節に潜伏し、再活性化して口唇ヘルペスを起こします。
覚えるポイント
HSV-1は三叉神経節、HSV-2は仙髄神経節、水痘・帯状疱疹ウイルスは後根神経節への潜伏が基本です。