35PM091|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
HIV感染患者に使用した器材の写真を別に示す。オートクレーブ滅菌の前に用いるのはどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:消毒用エタノール
この問題のポイント
HIVの性状と、提示器材を加熱滅菌する前に用いる消毒薬を選ぶ問題です。脂質エンベロープをもつHIVはエタノールに感受性があります。
解説
HIVはエンベロープをもつため消毒用エタノールで不活化されやすいウイルスです。ただし再使用器材の安全処理の基本は、感染症名で特別扱いせず標準予防策を適用し、付着した血液・有機物を適切に洗浄してから包装し、オートクレーブで滅菌することです。消毒は洗浄や滅菌の代わりにはなりません。写真の器材に対する選択肢ではエタノールが該当します。
選択肢の確認
- a ポビドンヨード:皮膚・粘膜の消毒に用いますが、再使用器材のオートクレーブ前処理の第一選択ではありません。
- b 消毒用エタノール:HIVを含むエンベロープウイルスへ有効で、提示用途に該当します。
- c ベンゼトニウム塩化物:第四級アンモニウム塩で、有機物存在下や対象微生物によって効果が限られます。
- d クロルヘキシジングルコン酸塩:皮膚消毒などに用いますが、器材の滅菌前処理を置き換えません。
覚えるポイント
最重要なのは『使用後の安全な搬送→洗浄→乾燥・点検→包装→滅菌』です。HIV患者だけ別工程にしません。