31PM048第31回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

55歳の女性。下顎左側第一大臼歯部の欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、固定性ブリッジによる治療が開始された。器材の写真(別冊午後 No.15A)とこれを用いて患者へ説明している口腔内写真(別冊午後 No.15B)を別に示す。 本器材により効果的に清掃できる部位はどれか。2つ選べ。

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正解: a・b

正答

a:連結部、b:ポンティック基底面

この問題のポイント

写真Aは硬い挿入部、太いスポンジ状部、通常のフロス部を一体化したスーパーフロスです。写真Bではブリッジ下へ通して清掃しています。

解説

固定性ブリッジではポンティックが支台装置と連結されているため、通常のフロスを咬合面側から接触点へ通すことができません。スーパーフロスの硬い端を歯間・ポンティック下へ挿入し、スポンジ状部を連結部周囲やポンティック基底面に沿わせて、前後・頬舌方向へ動かすと停滞したプラークを除去できます。画像Bでも太い清掃部がブリッジの下を貫通しています。歯肉を強く傷つけない力と抜去方向を指導します。

選択肢の確認

  • a 連結部:ポンティックと支台装置の接合部下方へスポンジ部を沿わせ、通常の歯ブラシが届きにくい面を清掃できます。
  • b ポンティック基底面:硬い端でフロスを下へ誘導し、粘膜に接する基底面をスポンジ部で擦掃できるため該当します。
  • c 隣接歯との接触点部:閉じた接触点の内部へ太いスポンジ部を通す器材ではなく、ポンティック下の空隙へ横から入れます。
  • d 支台装置頬側中央歯頸部:外側から歯ブラシ毛が届く面で、ブリッジ下へ通すスーパーフロスが最も有効な部位ではありません。

覚えるポイント

スーパーフロスは硬い端で挿入し、スポンジ部でポンティック基底面と連結部を清掃する固定性補綴物用の補助器具です。

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