31PM049|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
顎関節脱臼患者に徒手整復を行った後の写真(別冊午後 No.16)を別に示す。 装着している器材の目的はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・d
正答
b:開口制限、d:顎関節の安静
この問題のポイント
写真は下顎を頭頂方向へ支える顎外固定装置です。顎関節脱臼を徒手整復した後、再び大きく開口して脱臼するのを防ぎます。
解説
顎関節前方脱臼では下顎頭が関節結節を越えて前方へ移動するため、徒手で関節窩へ戻します。整復直後は関節包・靱帯が弛緩し、欠伸や大きな開口で再脱臼しやすい状態です。画像の弾性帯はオトガイ部から側頭部へ下顎を支持し、完全固定ではなく開口量を制限して顎関節を安静に保ちます。患者には大開口を避け、食物を小さくし、必要に応じ軟食とすることも説明します。
選択肢の確認
- a 嚥下訓練:嚥下筋群の運動や食形態調整を行う器材ではなく、顎関節を保護する外固定帯です。
- b 開口制限:下顎の下方移動を抑えて過大な開口を防ぎ、再脱臼を予防する目的があります。
- c 顎間固定:上下顎の歯列をワイヤーやスクリュー等で直接固定する処置ではなく、写真は顎外からの弾性支持です。
- d 顎関節の安静:整復で刺激された関節包・周囲組織への負荷を減らし、治癒と再発防止を図ります。
覚えるポイント
脱臼整復後は顎外固定で大開口を制限し、関節を安静にする。顎間固定とは固定の部位と強さが異なります。