35PM012|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
パイエル板が存在するのはどれか。1つ選べ。
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正解: c
正答
c:小腸
この問題のポイント
粘膜関連リンパ組織であるPeyer板の局在を問う問題です。Peyer板は小腸、とくに回腸に集まる集合リンパ小節です。
解説
腸管は食物とともに多くの抗原へ接するため、粘膜免疫機構が発達しています。Peyer板ではM細胞が腸管内抗原を取り込み、リンパ球へ情報を渡してIgA産生などの免疫応答を誘導します。肉眼的にも回腸の腸間膜付着部反対側にみられる集合リンパ小節で、単独リンパ小節とは区別されます。
選択肢の確認
- a 胸腺:Tリンパ球が分化・成熟する一次リンパ器官であり、Peyer板の所在ではありません。
- b 骨髄:造血とBリンパ球の分化に重要な一次リンパ器官ですが、Peyer板はありません。
- c 小腸:とくに回腸にPeyer板が発達し、腸管免疫の誘導部位となります。
- d リンパ節:リンパ液をろ過する二次リンパ器官で、小腸粘膜の集合リンパ小節とは別の構造です。
覚えるポイント
『Peyer板=回腸=集合リンパ小節=IgAを中心とする粘膜免疫』と連結して覚えます。