35PM013|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
初回通過効果を受ける薬物の投与方法はどれか。1つ選べ。
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正解: a
正答
a:経口投与
この問題のポイント
薬物が全身循環へ入る前に肝臓などで代謝される初回通過効果と、投与経路の関係を問う問題です。最も影響を受けるのは経口投与です。
解説
飲み薬は消化管から吸収された後、門脈を通ってまず肝臓へ運ばれます。その過程で腸管壁や肝臓の酵素により一部が代謝されるため、投与量のすべてが未変化体のまま全身循環へ到達するわけではありません。この割合を生物学的利用能といい、初回通過効果が大きい薬は経口投与量や別経路の選択に影響します。
選択肢の確認
- a 内服:消化管から吸収された薬物が門脈を経て肝臓へ運ばれるため、典型的に初回通過効果を受けます。
- b 静脈注射:薬物を直接体循環へ投与するため、初回通過効果を受けず、生物学的利用能は原則100%です。
- c 舌下投与:舌下粘膜から吸収されて主に体循環へ入るため、門脈を通る初回通過を回避します。
- d 皮下注射:皮下組織から毛細血管などを介して体循環へ吸収され、門脈を最初に通りません。
覚えるポイント
経口は『腸管→門脈→肝臓→全身』、舌下・注射は門脈を介さず初回通過を回避すると整理します。