34AM004|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
口蓋骨の写真を別に示す。 矢印で示す孔を通過する神経が分布するのはどれか。1つ選べ。

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正解: d
正答
d:切歯乳頭
この問題のポイント
口蓋前方の正中にある隆起と、その直下の解剖構造を結び付けます。
解説
切歯乳頭は上顎中切歯の口蓋側、硬口蓋前方正中にみられる小さな粘膜隆起です。直下には切歯管(鼻口蓋管)があり、鼻口蓋神経や血管が通ります。写真で上顎中切歯のすぐ後方に位置する正中の隆起を示しているため、切歯乳頭が該当します。義歯製作では圧迫による疼痛を避けるためリリーフを考慮する解剖学的指標であり、上顎前歯の排列位置を推定する手掛かりにもなります。位置関係を実際の口腔写真で判断できるようにします。
選択肢の確認
- a 頬小帯:頬粘膜から歯槽粘膜へ走るひだで、口蓋正中にはありません。
- b 軟口蓋:硬口蓋の後方にある可動性の組織で、写真の前方隆起とは異なります。
- c 口蓋扁桃:口蓋舌弓と口蓋咽頭弓の間にあり、咽頭側方に位置します。
- d 切歯乳頭:上顎中切歯口蓋側の正中隆起であり、正しいです。
覚えるポイント
切歯乳頭は切歯管の出口を覆う前方正中のランドマークです。義歯床で強く圧迫しない部位としても覚えます。