33PM005|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
下顎骨内面の写真の一部を別に示す。矢印で示す孔から下顎骨内部に進入するのはどれか。1つ選べ。

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正解: c
正答
c:下歯槽動脈
この問題のポイント
写真の矢印は下顎枝内面にある下顎孔です。下歯槽神経・動脈・静脈がここから下顎管へ入り、下顎歯と周囲組織へ分布します。
解説
下顎孔は下顎枝内側面の中央付近にあり、前上方には舌状の小突起である下顎小舌があります。顎動脈の枝である下歯槽動脈は下歯槽神経と伴走して下顎孔から下顎管へ入り、臼歯・小臼歯・前歯へ歯枝を送ります。前方ではオトガイ動脈としてオトガイ孔から出る枝と、切歯部へ続く枝に分かれます。下顎孔は下顎孔伝達麻酔で神経の位置を推定する重要な解剖学的指標です。
選択肢の確認
- a 咬筋動脈:顎動脈から分岐し、下顎切痕を外側へ通って咬筋へ分布するため、下顎孔から骨内へ入りません。
- b 舌下動脈:舌動脈の枝として口腔底・舌下腺・周囲粘膜へ分布し、下顎管内を走る動脈ではありません。
- c 下歯槽動脈:下歯槽神経とともに下顎孔から下顎管へ入り、下顎歯および歯周組織へ血液を供給します。
- d 後上歯槽動脈:上顎動脈から分岐して上顎結節部の孔から上顎骨へ入り、上顎臼歯部へ分布します。
覚えるポイント
下顎孔=下歯槽神経・動静脈、下顎切痕=咬筋神経・動脈、オトガイ孔=オトガイ神経・動静脈と通過部位を対応させます。