35PM047|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
24歳の女性。上顎右側中切歯の変色が気になることを主訴として来院した。診察の結果、セラミックスによる修復処置を行うことになった。修復物の写真と試適時の口腔内写真を別に示す。 修復物の内面処理に使用するのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る
正解: b
正答
b:シランカップリング剤
この問題のポイント
ガラス質セラミックス修復物とレジンセメントを化学的に結合させる内面処理剤を問う問題です。シラン処理が基本です。
解説
シランカップリング剤は、一端がシリカを含むセラミックス表面と、他端がレジンモノマーと反応し、無機材料と有機材料の橋渡しをします。ガラス系セラミックスでは、材料に応じたフッ化水素酸処理などで微細な凹凸を作った後、洗浄・乾燥してシランを塗布し、接着性レジンセメントで装着します。材料種別により処理法は異なります。
選択肢の確認
- a 硫黄含有プライマー:貴金属合金の金属表面処理に用いられ、ガラス質セラミックス向けではありません。
- b シランカップリング剤:シリカ系セラミックスとレジンを化学的に結合します。
- c モディファイヤーペースト:色調調整などに用いる材料で、内面接着処理剤ではありません。
- d セルフエッチングプライマー:主に歯質側を処理する酸性プライマーで、セラミックス内面のシラン処理とは別です。
覚えるポイント
『シリカ系セラミックス=シラン』『貴金属=硫黄系』『非貴金属・ジルコニア=リン酸系モノマー』を材料別に整理します。