35PM093|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
次の文を読み〔問題 92〕〔問題 93〕に答えよ。 60歳の男性。上顎右側第一小臼歯の舌感不良を主訴として来院した。15年前に修復処置を受け、最近気になるようになったが、痛みはないという。診察の結果、 間接修復処置を行うことになった。初診時の口腔内写真と器具の 写真、および完成した修復物の写真を別に示す。 修復物の装着に用いるのはどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:接着性レジンセメント
この問題のポイント
審美的な間接修復物を歯質へ接着装着する材料を選ぶ問題です。写真の修復物には接着性レジンセメントが適します。
解説
接着性レジンセメントは歯質と修復材料の双方へ適切な前処理を行うことで高い接着力を発揮し、セラミックスやコンポジットレジン系間接修復物の保持、辺縁封鎖、破折抵抗を支えます。光が届きにくい厚さや不透明度ではデュアルキュア型などを選びます。余剰セメント除去、酸素遮断、咬合確認まで手順を守ることが重要です。
選択肢の確認
- a リン酸亜鉛セメント:機械的嵌合で合着し歯質接着性がなく、審美接着修復の第一選択ではありません。
- b 接着性レジンセメント:歯質・修復物処理と組み合わせて強固に接着でき、適切です。
- c ポリカルボキシレートセメント:歯質へ化学的に接着しますが、レジンセメントほど審美修復向けの接着性能を得にくいです。
- d 従来型GIC:フッ化物徐放と歯質接着性はありますが、写真の接着性修復物には適応が異なります。
覚えるポイント
装着材は修復物の材質、厚さ、透光性、支台歯保持形態、防湿条件に合わせます。材料ごとの内面処理も必須です。