35AM102第35回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

70歳の男性。上顎左側第一大臼歯の痛みを主訴として来院した。50年前に直接修復を受け問題なく経過していたが、1か月前から気になっていたという。診察の結果、二次う蝕と診断されコンポジットレジン修復を行うことになった。処置中の口腔内写真を別に示す。 修復物を除去する際の対応で正しいのはどれか。2つ選べ。

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2つ選択
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正解: b・c

正答

b:診療室内の換気、c:口腔外バキュームの使用

この問題のポイント

写真の古いアマルガム修復物を切削撤去するときは、水銀を含む粉塵・蒸気への曝露を抑える環境対策が必要です。

解説

アマルガム撤去時には切削熱で水銀蒸気が増え、微細な削片やエアロゾルが診療室へ飛散する可能性があります。十分な注水で冷却し、口腔内バキュームを切削部近くへ置くとともに、口腔外バキュームと室内換気で汚染物質を発生源から捕集・希釈します。ラバーダム、個人防護具も活用し、可能なら修復物を大きな塊で分割して除去します。回収したアマルガム廃棄物は密閉して法令・自治体・委託業者の手順に従い処理し、通常の金属回収へ混ぜません。

選択肢の確認

  • a 無注水下で除去:発熱と水銀蒸気・粉塵を増やすため不適切です。
  • b 診療室内を換気:空気中濃度を下げる環境対策として正しいです。
  • c 口腔外バキュームを使用:飛散エアロゾルを発生源付近で捕集するため有効です。
  • d 撤去物をリサイクル:診療所で一般金属として再利用せず、危険廃棄物として適正処理します。

覚えるポイント

アマルガム撤去は注水冷却・局所吸引・口腔外吸引・換気・適正廃棄で、水銀曝露を多層的に減らします。

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