35PM102|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
33歳の女性。上顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。半年前に修復物が脱離したが痛みがないのでそのままにしていたところ、3日前から強い痛みが出現したという。妊娠18週で産婦人科に通院中である。診察の結果、抜髄処置を行うことになった。 適切な対応はどれか。1つ選べ。
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正解: b
正答
b:局所麻酔下で処置を行う
この問題のポイント
妊娠18週の急性歯髄炎に対し、必要な歯科治療を安全に実施する判断を問う問題です。妊娠中期には局所麻酔下で抜髄できます。
解説
強い歯痛と感染を放置することは、睡眠・栄養や母体の全身状態へ悪影響を与えます。妊娠18週は比較的安定した中期で、必要量の歯科用局所麻酔薬を用いて疼痛を管理し、抜髄処置を行えます。必要なエックス線撮影も照射野を限定し適切に防護・最適化して実施できます。薬剤選択は妊娠週数と産科情報を確認して行います。
選択肢の確認
- a 右側臥位:妊娠後期の仰臥位低血圧では左側傾斜が用いられ、右側臥位を一律に選びません。
- b 局所麻酔下で処置:必要な疼痛管理を行って原因治療する適切な対応です。
- c エックス線撮影は禁忌:必要性があれば防護と線量最適化のもと実施でき、絶対禁忌ではありません。
- d NSAIDsを指示:妊娠中、とくに週数が進んだ時期は胎児への影響に注意し、自己判断で選びません。
覚えるポイント
妊娠中も緊急治療は延期せず、週数、体位、薬剤、画像、防護を調整します。鎮痛薬は産科と連携し適切に選択します。